カムイの湯 ラビスタ阿寒川(2016年9月)
http://www.hotespa.net/hotels/akangawa/
平日木曜日の泊。部屋は21,750円(税・サービス込み)。”ペツ(川側)”ビュー DXダブル (39.2㎡)【禁煙】というプラン。
○帯広から約2.5時間かけて阿寒湖バスセンターまで向かう。ひたすらトウモロコシ畑を抜ける。天気は曇り時々雨。途中、足寄の「
道の駅 あしょろ銀河ホール21」で茹でトウモロコシ(ピュアホワイト)を食べる。新鮮で甘く美味しい。
○レンタカーのナビが古く開業1年のラビスタ阿寒川が出てこない。ホテルに電話すると、阿寒湖バスセンターの電話番号を案内される。おそらく同じような問い合わせが多いのだろう。阿寒湖バスセンターからはグーグルマップにご案内いただいてたどり着くことができた。
○国道240号(まりも国道)から専用の道路が伸びている。途中、フロント行きと駐車場行きに道が分かれており、フロント前に向かうと、スタッフが2人立っていて、駐車場への道を案内してくれた。駐車場に移動し、駐車までは誘導してくれる。駐車場で、鹿にいきなり遭遇。目が合うと鹿はフリーズする。フロントの女性に聞くと、北海道で鹿と車の衝突事故が多いのは、鹿は驚くと立ち止まってしまう性質があるからだそう。
○ちょうど開設1年ということで、施設はゲートから中まできれいに保たれている。
○ロビーは天井が高く開放感あふれる。フロントでコーヒーとお茶がフリーで飲めるので一杯寛ぐ。
○コタンクルカムイ(アイヌの神シマフクロウ)の解説。見取り図などが記されている。変わったサービスとしては、夕食までに時間のある人たち向けに、「集い処ウタル」にて18時~18時30分の間、ゆでトウモロコシとじゃがいものサービスがある。夕食が第2部20時~だったので、早速トウモロコシを頂く。同じ場所で夜鳴きそばもサービスされる。
○廊下も天井が高い造りになっており、部屋の入口ライトも光が直接目に入ってこないような和紙のようなもので覆われている。
○部屋。39.2㎡もあるので一人には十分すぎるくらい広い。床も少し固めの材質できれいに保たれており裸足で歩くのに気持ちが良い。
○部屋の露天風呂は、大人一人が入ってちょうど良いサイズ。窓は開けたうえで網戸にすると川の水が流れる音が聞こえてきて心地よい。当日は夜から大雨だったので、雨と川の音の区別がつかなかった。
○まず、洗面所にある「湯張り」ボタンを押す。約10分で湯船の3分の2程度が満たされる。あまり熱い湯が苦手な自分としては、食事の前にボタンを入れておき、食後しばらくしてから入ってちょうど良いくらいであった。入ったあと少し湯がぬるくなったと思えば、湯船のそばにある「足し湯」を押すと3分間程度の間、お湯が継ぎ足される。便利な仕組みであった。
○夜。
○朝の入浴。夜に比べて、川がよく見えるので、起きた後やチェックアウト前までに一度は入りたいところ。合計3回も入浴した。
○夜ご飯はとりたてて感動するようなものはなかったが、平均的に美味しかったと思われる。仕事のついでの一人旅であったので、カウンター席に通される。カウンターは2名席ずつ仕切られているので、比較的家族連れやカップルが多いこのようなリゾートホテルであっても、一人の気まずさは軽減される。2~3人、出張ついでと思われる一人旅の方々を見かける。
○カウンター席からは、ライトアップされた川岸を眺める。ただし、夕食頃から大雨となる。
○飲み物としてビールかウーロン茶の2本がもらえる。それぞれ1本ずつ頂く。
○前菜。北海縞海老艶煮、蝦夷梅貝旨煮、秋刀魚小袖寿司、穴子煮凝り、公魚南蛮漬け、チーズ卵カステラ、一寸豆翡翠煮。
○先椀。インカの擂り流し 黒タピオカ。
○造里。平目薄造り、皮湯霜、金魚草、酢橘、生海胆(生うに)、牡丹海老、姫鱒。
○台の物。コタン鍋ブイヤベース仕立て。ぬぬけ、きんき、帆立貝、ムール貝、津和井蟹(ズワイガニ)、水蛸、鳥賊団子、鹿肉団子、白菜、軟白葱、きのこ色々、青味、粟麩、芋餅、うどん。チーズソース。
○冷やし皿。十勝牛ローストビーフ。マッシュポテト、ズッキーニ、赤ワインソース。個人的にはローストビーフはもう少し汁気があったほうが良かった。
○油物。玉蜀黍(トウモロコシ)と枝豆の掻き揚げ、青唐と鱈場蟹(タラバガニ)の天婦羅、オホーツクの昆布塩、レモン。オホーツクの昆布塩はお土産ショップにも販売していた。ちなみに、妙に漢字が多いメニュー表・・・トウモロコシに漢字があるのは知らなかった。
○止肴。どちらか選択できた。①トマト豆乳豆腐、②冷やしフォアグラ茶碗蒸し。トマト豆乳豆腐を選択する(写真)。脳みそのようなしわ。
○食事。どちらか選択できる。①北寄飯(ほっき飯)、三つ葉、あられ新生姜。味噌汁、栿紗仕立、落葉茸、万能葱。香の物、レタス浅漬け、日の菜漬け。②蛸カレー、香の物は北寄飯と同じ。
○水菓子:もろこしムース、ミント。甘味:ハスカップケーキ、エスプーマ。
○食堂の前の通路にいる、宿を守る神様。みんな写真を撮っている。コタンクルカムイ。アイヌ民族の人々から森の守り神と古くから親しまれ、大切にされてきたシマフクロウだそう。
○朝ご飯。7時OPENなので出張の癖で6:55から並ぶ。一番乗り。カウンター席に通される。窓から川の流れを望むことができる。はやり明るいほうが景色が良い。
○前日の夜ご飯の最後に、朝食を和洋どちらにするか聞かれる。和食膳を選ぶ。干物を焼いて食べることができた。
○座付き:べっかい牛乳、ジュース
○小鉢二種:韮の土佐酢ジュレ掛け、蛸麹漬け
○煮物:肉じゃが
○皿盛り:ほっけ、鮭、卵焼き、公魚佃煮、山海漬け、焼きかまぼこ、たらこ
○冷やし鉢:手作り豆腐、鮭節、割醤油庵
○名物:らーめんサラダ、黒胡麻ドレッシング
○食事:白米か茶粥を選ぶ。白米を選択。
○漬物:季節三種盛り
○汁物:大鍋、田舎味噌仕立。鮭、大根、人参、葱
○ご飯のお供:醤油いくら、温泉卵、納豆、焼き海苔
○飲み物はおかわり自由であったが、食後はフロントでコーヒーを飲む。